ツンデレ社長の甘い求愛
参加したはいいものの、なかなか帰るタイミングが掴めず、メイクが崩れるような事態に陥ってしまったら……?

それを会社のみんなに見られてしまったら?


「考えただけで恐ろしい……!」

想像してしまい、思わず身震いしてしまう。


きっちり一日結んでいたせいでゴム跡がついてしまった髪を、クシャクシャにしながらリビングへと戻っていくと、来客を知らせるインターホン音が鳴ると同時に、玄関の鍵を開ける音が聞こえてきた。


「かすみちゃーん、久し振り~!」

相変わらず陽気な由美子伯母さんの声に、カイくんも気づいたのか「ワン!」と吠えてお出迎え。

「お久し振りです、元気でしたか?」

「もちろんよ! かすみちゃんも……相変わらずなのね」


リビングに入ってきた由美子伯母さんは、私を見るなり明らかに落胆の声を上げた。

上から下までまじまじと見ると、また深い溜息を漏らした。
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