ツンデレ社長の甘い求愛
「カイを飼い始めてからは、引きこもりに拍車が掛かって……! かすみちゃん、一度しかない二十代を無駄に過ごしていることに、いい加減気づきなさい!」


「――と、言われましても……。やっぱり恋愛には興味ないし」

しどろもどろになりながら言うと、由美ちゃんは驚愕し目を見開いた。


そりゃ私だって青春時代はそれなりに恋愛してきた。

メイクを覚えた高校生からはとくに。

学生時代は恋愛中心の生活だった。

けれど社会人になったら、そうはいかなくなる。


覚えること、やることが沢山だし日々の疲れが溜まっていくし。

そんな中で恋愛する余裕なんてなかった。


おまけに由美ちゃんの言う通り、カイくんを飼い始めてからはより一層恋愛に興味が薄れていった。


だって家に帰れば私を癒してくれるカイくんがいるし。

いつもそばにいてくれるし、可愛い顔で甘えてくれるし癒してくれるし……。

カイくん以上に私を癒してくれるリアル男子なんて、この世にいないと思っている。


そうなると恋愛とは疎遠になり、休日くらい家で大好きなカイくんとゴロゴロしていたいと思ってしまうもの。
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