ツンデレ社長の甘い求愛
そんな社長を安心させたくて、笑って伝えた。
「大丈夫です。第一企画部のみんながいますし」
それに社長が昼休み言ってくれたおかげで退社時、多少はコソコソ話をされてしまったけれど、表立っては言われなかったし。
「そうか、ならよかった」
私の話を聞いてホッとしたのか、社長は肩を落とした。
本気で心配してくれていたのが伝わってきて、胸が痛くなる。
こういうところも本当に好きって再認識させられてしまうよ。
「社長の方こそ大丈夫でしたか? 仕事、切り上げてきてくれたんですよね?」
心配になって尋ねると、社長はクスリと笑った。
「俺を誰だと思っているんだ? そんなの大丈夫に決まっているだろ? ……それに仕事より今日はお前と一緒に過ごす方が大事だし」
ドキッとしてしまう話に恥ずかしくてオロオロしてしまうと、社長はますます口元を緩ませ、私が手にしていたマグカップを奪い取ると抱き寄せられた。
一瞬にして包まれる彼のぬくもりに、心拍数が上がってしまう。
でも嫌じゃない。心地よくて幸せな気持ちで満たされていく。
「ありがとうな、馬場。……お前のおかげであの日じいさんと、久し振りにたくさん話をしたよ」
髪に優しく触れながら社長は話を続けた。
「大丈夫です。第一企画部のみんながいますし」
それに社長が昼休み言ってくれたおかげで退社時、多少はコソコソ話をされてしまったけれど、表立っては言われなかったし。
「そうか、ならよかった」
私の話を聞いてホッとしたのか、社長は肩を落とした。
本気で心配してくれていたのが伝わってきて、胸が痛くなる。
こういうところも本当に好きって再認識させられてしまうよ。
「社長の方こそ大丈夫でしたか? 仕事、切り上げてきてくれたんですよね?」
心配になって尋ねると、社長はクスリと笑った。
「俺を誰だと思っているんだ? そんなの大丈夫に決まっているだろ? ……それに仕事より今日はお前と一緒に過ごす方が大事だし」
ドキッとしてしまう話に恥ずかしくてオロオロしてしまうと、社長はますます口元を緩ませ、私が手にしていたマグカップを奪い取ると抱き寄せられた。
一瞬にして包まれる彼のぬくもりに、心拍数が上がってしまう。
でも嫌じゃない。心地よくて幸せな気持ちで満たされていく。
「ありがとうな、馬場。……お前のおかげであの日じいさんと、久し振りにたくさん話をしたよ」
髪に優しく触れながら社長は話を続けた。