苦手な言葉レンタルします!「辞めます!」編
もしこのまま沢木が今月で辞めてしまったら、急に部下が一人減って、課の成績が落ちるのを避けるために、自分が外回りに出なければならなくなる山田課長は、日頃小言を云う口調とは打って変わって、猫なで声を出してまで引き止めに必死になった。
沢木は、山田課長の言葉に気持ちがぐらつきそうな自分に気づいた。
こんな気弱じゃダメだ。そうだ、<言葉>レンタルショップの言野霊子さんに、再度パワーを入れてもらいに行かなくちゃ・・・。
「いらっしゃいませ~」
昨日と変わらぬ妖精チックな笑顔で言野が迎えてくれた。
「パワーを、アップしてもらえませんか?ちょと気持ちがぐらつきそうなんです・・・」
「別料金で500円かかりますけど、大丈夫ですか?」
「500円が5000円でもお願いした気分ですよ!」
沢木にとっては、この一大事にわずか500円の追金を、申し訳無さそうに口にする言野は、やっぱりどこか現代離れした不思議な感じがした。
沢木は、山田課長の言葉に気持ちがぐらつきそうな自分に気づいた。
こんな気弱じゃダメだ。そうだ、<言葉>レンタルショップの言野霊子さんに、再度パワーを入れてもらいに行かなくちゃ・・・。
「いらっしゃいませ~」
昨日と変わらぬ妖精チックな笑顔で言野が迎えてくれた。
「パワーを、アップしてもらえませんか?ちょと気持ちがぐらつきそうなんです・・・」
「別料金で500円かかりますけど、大丈夫ですか?」
「500円が5000円でもお願いした気分ですよ!」
沢木にとっては、この一大事にわずか500円の追金を、申し訳無さそうに口にする言野は、やっぱりどこか現代離れした不思議な感じがした。