苦手な言葉レンタルします!「辞めます!」編

「いらっしゃいませ~」
川西部長が<言葉>のレンタルショップを訪れたのは、それから三日後だった。
「ココは、どんなお店なんですかね?新種の商売ですか?」
言野霊子は川西部長に、いつものように丁寧にお店の説明と、貸し出す<言葉>の効果や使用方法等の説明をした。

沢木は、自分の課長代理の肩書きの代理が近々外されて、正式に課長になるという社内の噂を聞いて有頂天になっていた。こんなに、とんとん拍子に出世するなんて、運が向いてきたもんだ。

「沢木君、ちょっと君に話しがある。手が空いたら、僕の部屋へ来てくれ」
内線で川西部長からお呼びがかかった。沢木に思った、これは、きっと正式に課長への昇進が決まったなと。

沢木は、川西部長の部屋の扉をノックした。
「失礼します!」
「沢木君、実はね、君が社内で不正を働いているという情報があってね、色々と調べさせてもらったよ」
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