極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「相田さん、これから宜しくね」

控え目な声がして振り返れば、そこにいたのは私と同期の田中君がいた。

田中君はうちの社員の女の子の間では、草食系メガネ男子として名高い。

高橋さんや真木さんほど目立つ存在ではないが、割りと格好いいし、穏和な性格でモテている。

真木さんや高橋さんはハイスペック過ぎるけど、田中君は本命にしたい現実味のある男性社員ってところだろうか。

でも、私はずっとふたりに目がいっていて、田中君の存在をすっかり忘れてた。

田中君、ごめんね。視界に全然入って来なかった。

「田中君がいて少しホッとしたよ。やっぱり知ってる人がいると心強い」

笑顔を作って田中君に微笑むと、私は席についてパソコンを立ち上げパスワードを入力する。だが、拒否されてログイン出来ない。

「あれ?何で?」
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