極上な御曹司にとろ甘に愛されています
【他に気づいてる人いますか?】
言わない方がいいかと思ったが、正直に萌に伝える。
【う~ん、田中は見ちゃったかもね】
俺のメッセージを見た萌は、ショックでしばらく石化した。
俺にメッセージを打つ余裕もない。
【暑くてもボタンはちゃんと閉めておくこと】
そう萌に注意を促すと、俺は溜まっていた仕事に取りかかった。
数十秒して気を取り直した彼女も【はい】と短くメッセージを打つと、デスクに溜まった書類や郵便物を整理して処理していく。
だが、ある書類を目にすると、「これ……どう処理するんだろう?」と呟きながら首を傾げた。
ファイルを調べるが見つからないらしく、また、俺を頼る様子もないので萌に声をかけた。
「相田さん、その書類見せてみて」
「……あっ、はい。イギリスからのインボイスみたいなんですけど、金額が十万ポンド超えてて……」
言わない方がいいかと思ったが、正直に萌に伝える。
【う~ん、田中は見ちゃったかもね】
俺のメッセージを見た萌は、ショックでしばらく石化した。
俺にメッセージを打つ余裕もない。
【暑くてもボタンはちゃんと閉めておくこと】
そう萌に注意を促すと、俺は溜まっていた仕事に取りかかった。
数十秒して気を取り直した彼女も【はい】と短くメッセージを打つと、デスクに溜まった書類や郵便物を整理して処理していく。
だが、ある書類を目にすると、「これ……どう処理するんだろう?」と呟きながら首を傾げた。
ファイルを調べるが見つからないらしく、また、俺を頼る様子もないので萌に声をかけた。
「相田さん、その書類見せてみて」
「……あっ、はい。イギリスからのインボイスみたいなんですけど、金額が十万ポンド超えてて……」