極上な御曹司にとろ甘に愛されています
恥ずかしくて顔の熱が一気に上がる。

もう顔を上げたくない。

「もう九時近いし、お腹空いたよね。何か食べに行こうか?」

クスリと笑いながら高橋さんが優しい眼差しを私に向ける。

「え?」

私を誘ってる?

彼のセリフが信じられなくてつい辺りをキョロキョロと見渡すが、私達の他に周囲には誰もいない。

「その反応、意外って顔だね」

フッと微笑して高橋さんは、ノートパソコンをビジネスバッグにしまうと椅子から立ち上がり、私の手を取る。

「さあ、行こうか?」

有無を言わせぬその笑顔に逆らえず、私は高橋さんに手を引かれたまま会社を出る。

「相田さんは何が食べたい?金曜だし、こんな時間だから選択肢は限られるけど」

「え~と……」

この状況にテンパっていて頭がついていかない。
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