極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「否定はしないんですね。仕事中俺を呼び出してやたらと見合いを勧めて来た理由がわかりましたよ」

『納得したのなら早く結婚しろ。海外に行くのであればパートナーがいた方がいい。あの娘がいいなら私は反対せん』

……やはり萌のことを知っているのか。

「先週、俺の恋人に会いましたよね?余計な真似はしないでもらえますか?」

俺達のことに干渉しないで欲しい。

『お前がこそこそしているのがいけない。あの娘に決めているのなら、正式に私に紹介しなさい。でなければ他の女をお前にあてがうぞ』

じいさんの自己中心的な発言にムッとする。

俺はじいさんの都合のいい操り人形じゃない。

「俺が素直に従うと思いますか?無駄なことは止めて下さい」

冷ややかに言って俺は一方的に電話を切った。

それでも俺の怒りは収まらない。

赴任の件は仕事だから従うが、縁談の話には従えない。

俺の結婚はビジネスじゃない。

ギュッと拳を握り締めるが、ふと萌の顔が浮かんできてハッとした。
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