極上な御曹司にとろ甘に愛されています
萌の耳元でそっと囁くと、彼女を強く抱き締めた。

一週間ぶりの温もり。

自分が知ってる彼女の甘い香りに心が休まる。

俺がこの一週間ずっと欲しかったものが、今この腕の中にある。

家に帰ってきたんだと実感した。

「今日は熱烈な歓迎だね?そんなに俺がいなくて寂しかった?」

萌の顔を見て彼女をからかえば、彼女は珍しく素直に認めた。

「……寂しくて死にそうでしたよ。仕事中でも電話かけようと思ったくらい」

「仕事のフリしてかけてくれば良かったのに。いつも電話かけるの俺からだったし」

俺が出張に行くといつも萌からは遠慮がちにメールが届くだけ。

電話するのはいつも俺からだ。

「私用でなんてかけらませんよ。恭介の仕事の邪魔してもいけないし」

……こういうところが頑固なくらい萌は真面目だ。

業務報告のついでに話をしたって誰にもわからないのに……。
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