極上な御曹司にとろ甘に愛されています
あっ……、あそこならいいかな。

ある店が頭に浮かび、ニンマリする私。

「銀座でも大丈夫ですか?歩いて十五分くらいかかりますけど」

「うん、任せるよ」

高橋さんが笑って頷いて、ふたり並んで銀座まで歩く。

普段なら絶対にあり得ない組み合わせ。何せ相手は女子社員憧れの的の高橋さんだ。

道歩く人も羨望の眼差しでチラリと高橋さんに目を向ける。

普通に道を歩くだけでこうも人目を引く美形なんて世の中そんなにはいない。

彼の周りだけが何というかパッと華やいでいて、一緒にいてもそこは異空間だと思う。

何か特別な光でコーティングでもされているみたい。

バックにバラの花とかあったら似合うだろうな。

クスッとひとり笑みを溢すと、高橋さんがにこやかに私に話しかけてきた。
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