極上な御曹司にとろ甘に愛されています
どうやら恭介と一緒のところを見られたらしい。

天国から一気に地獄に突き落とされた気分だ。

うちの会長の孫で社長の甥?

四月にイギリスに赴任?

寝耳に水の話に目の前が真っ暗になり、ショックで身体がふらつく。

何か支えが欲しくて洗面台を掴むと、隣にいた女性に声をかけられた。

「あなた、大丈夫?顔真っ青よ……って、あなた恭介の?」

……聞き覚えのあるその声。

目を見開いてその女性を見れば、それは恭介の従姉の日高さんだった。

「……大丈夫です。少し身体がふらついただけで……」

平気を装うが、顔が強張ってしまった。

「さっきいた女性に何か言われていたようだけど、気にしないことね。今日は恭介と一緒なの?」

「……はい」

「じゃあ、恭介のところまで連れてくわ。今にも倒れそうな顔してるもの」

日高さんが私の身体を支える。

「あの……」
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