ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~ 
ただ、明里は俺だけじゃなく、他の社員に対しても同じように接していた。もちろん目上の者(もん)を敬うことは忘れずに。
だからあいつは、職場のみんなから可愛がられていた。
たぶんやつらの大半は、あいつのことを自分の子どもみたいに思ってたんじゃないだろうか。
たとえ14・5の年齢差があっても、俺はそこまで思わなかったが・・・ま、心のどっかでガキ扱いしてたのは確かだ。
その見方が変わったのは、やっぱ初めてあいつを抱いたときだろう。
抱き心地も抱きしめ具合も、俺にとっちゃ最高だ。飽きることがねえ。
ただ、今あいつの腹には俺たちの双子がいるから、セックスはできねえが・・・それでもいいと思ってる自分に、正直ビックリしている。

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