ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~
こいつ、眠そうな顔をしてるな。
吐くつわりが収まったと思ったら、今はやたら眠い時期らしい。
クマの冬眠みてえだが・・・こいつはちっちぇえから、リスってとこだな。
「寝るか」
「すこし・・・」
「寒くねえか」
「だいじょぅぶ・・」
「青森着いたら起こしてやる」と俺が言ったとき、明里はすでに目を閉じていた。
もう寝たのか。俺の・・・カミさんは。
俺に寄りかかってぐっすり眠ってる明里を見てたら、自然と優しい気持ちが湧いてきて、「ありがとな」と自然に呟いていた。
ちっちぇえ体ん中で俺たちの双子を育ててくれて。
俺に惚れてくれて。
俺のカミさんになってくれて、ありがとな。
吐くつわりが収まったと思ったら、今はやたら眠い時期らしい。
クマの冬眠みてえだが・・・こいつはちっちぇえから、リスってとこだな。
「寝るか」
「すこし・・・」
「寒くねえか」
「だいじょぅぶ・・」
「青森着いたら起こしてやる」と俺が言ったとき、明里はすでに目を閉じていた。
もう寝たのか。俺の・・・カミさんは。
俺に寄りかかってぐっすり眠ってる明里を見てたら、自然と優しい気持ちが湧いてきて、「ありがとな」と自然に呟いていた。
ちっちぇえ体ん中で俺たちの双子を育ててくれて。
俺に惚れてくれて。
俺のカミさんになってくれて、ありがとな。