ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~ 
まぁ、もし光さんが中山建設を辞めても、万が一、宮大工のお仕事自体を止めて、どこか他の場所へ行くと決めても、私は光さんについていくだけだ。
もちろん、双子ちゃんも一緒に。
先に光さん一人で青森へ行ってた、あの1ヶ月ちょっとの間だって、離れ離れで毎晩独りで寝てたことがすごく寂しかったのに・・・まぁ、おなかの中には双子ちゃんがいるから、厳密に言えば「独り」じゃないんだけど。
それでもやっぱり、光さんとはもう別れて暮らしたくない!

光さんもきっと、そう思ってくれてたんだろう。
私が新居の社宅へ来た最初の夜、二人一緒にお布団にもぐりこんですぐ、背後から抱きしめてくれて。
「やっぱ、これが一番しっくりくる」と言ってくれた。

私はもう、光さんに背後から抱きしめてもらうか、光さんの体のどこかに触れてないと、ぐっすり眠れない!
他の誰でもなく、旦那様の光さんじゃなきゃ・・・ダメ。

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