ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~
「えーっと、出産予定日は・・」
「5月22日です」と光さんが即答する。
「そうですか。ではその前の週の間・・・この週の、いつにしますか?」
「じゃ、15日でお願いします」
「え。そんなにすぐ?」
「予定日のちょうど1週間前だ。すぐじゃねえだろ」
「うーん」と唸る私に、「15日でいいですか?」と、お医者さんが聞いてきた。
初音ちゃんと果音ちゃんに会えるのはすごく楽しみなんだけど、予定より1週間も早く出てきちゃうのは、なんか・・寂しい。
出産しちゃうってことは、つまり妊娠が終わっちゃうってことだし。
って、矛盾してるな、私の考え。
自分のことを「しょうがないなぁ」と思いながら、「はい」と私は返事をした。
「先生」
「はい、何でしょう」
「帝王切開でも、俺、立ち会えますか」
「光さん・・・」
光さんの切れ長のつり目が、決意を秘めたようにキラッと光ったように、私には見えた。
「今回のように、最初から予定している上での帝王切開ですと、はい。立ち合いは可能です」
「そうですか」
「しかし、急きょ帝王切開せざるを得ないという状況になると、立ち合いはできませんので。その点はご理解ください」
「はい。分かりました」
「5月22日です」と光さんが即答する。
「そうですか。ではその前の週の間・・・この週の、いつにしますか?」
「じゃ、15日でお願いします」
「え。そんなにすぐ?」
「予定日のちょうど1週間前だ。すぐじゃねえだろ」
「うーん」と唸る私に、「15日でいいですか?」と、お医者さんが聞いてきた。
初音ちゃんと果音ちゃんに会えるのはすごく楽しみなんだけど、予定より1週間も早く出てきちゃうのは、なんか・・寂しい。
出産しちゃうってことは、つまり妊娠が終わっちゃうってことだし。
って、矛盾してるな、私の考え。
自分のことを「しょうがないなぁ」と思いながら、「はい」と私は返事をした。
「先生」
「はい、何でしょう」
「帝王切開でも、俺、立ち会えますか」
「光さん・・・」
光さんの切れ長のつり目が、決意を秘めたようにキラッと光ったように、私には見えた。
「今回のように、最初から予定している上での帝王切開ですと、はい。立ち合いは可能です」
「そうですか」
「しかし、急きょ帝王切開せざるを得ないという状況になると、立ち合いはできませんので。その点はご理解ください」
「はい。分かりました」