ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~
「そっか。じゃあこの近くで軽くメシ食えて・・・飲むんだよな」
「はいっ」
「・・・よし。“熱帯夜”行くか」
「え?あぁはい」
ね、熱帯夜?って一体どんなお店なんだろ・・・。
怪しげなネーミングに一瞬引いたものの、私はすぐ、望月さんに並んで歩き出した。
でも、一歩歩いた途端、また私はよろけてしまった。
「ぅわっ。とと・・・」
「あ。おまえ、膝怪我してんぞ」
「え・・・あ、ホントだ」
「病院行くか」
「いかなくていいです。ただの擦り傷だから」
「ホントか?足ひねってんじゃねえのか?」
「いえいえ。前のめりにこけちゃっただけで。歩きにくいのはヒールが片方折れちゃってるからだと・・」
「そっか。しゃあねえな」
「え?あの、ちょ、ちょっと!」
いきなり望月さんに横抱きされて、かなりビックリしてしまったものの、私は落っこちないようにと、反射的に望月さんの首に両手を回していた。
私の胸元には、小さなレモン色のショルダーバッグが、ちょこんと乗っている。
「はいっ」
「・・・よし。“熱帯夜”行くか」
「え?あぁはい」
ね、熱帯夜?って一体どんなお店なんだろ・・・。
怪しげなネーミングに一瞬引いたものの、私はすぐ、望月さんに並んで歩き出した。
でも、一歩歩いた途端、また私はよろけてしまった。
「ぅわっ。とと・・・」
「あ。おまえ、膝怪我してんぞ」
「え・・・あ、ホントだ」
「病院行くか」
「いかなくていいです。ただの擦り傷だから」
「ホントか?足ひねってんじゃねえのか?」
「いえいえ。前のめりにこけちゃっただけで。歩きにくいのはヒールが片方折れちゃってるからだと・・」
「そっか。しゃあねえな」
「え?あの、ちょ、ちょっと!」
いきなり望月さんに横抱きされて、かなりビックリしてしまったものの、私は落っこちないようにと、反射的に望月さんの首に両手を回していた。
私の胸元には、小さなレモン色のショルダーバッグが、ちょこんと乗っている。