ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~ 
「着いたぞ」
「あ・・」

確かに、「熱帯夜」と書かれた看板が、私の目の前にある。

「このまま中に入るか。それともここで下すか」
「あ。歩けますので・・ありがとうございました」

とは言ったものの、私は望月さんの右肩に左手を置いて、ヒョコヒョコと爪先歩きをしながら、「熱帯夜」に入った。

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