ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~
「やぁ」と言う島野さんの声を後ろに聞きながら、私はドアを閉めた。
「おまえんちに上がるつもりはない」と言うこの男を、中に招き入れるつもりはない。
だから私は、自分が外に出る形を取った。
「話はすぐ終わる」とこの人に言われるまでもなく、こっちからすぐ終わらせるつもりだ。
ていうか、私自身、この人に話すことなんて何もないんだけど。
私は、まだプリプリ怒った顔のまま、島野さんがいる方をクルッとふり向いた。
「で。何。話って」
「ああ・・思ったより元気そうだな」
「は?」
「おまえが今日会社休んだのは、俺のせいかと思ったんだが・・」
「あなたのせいじゃないわよ。話ってこれ?」
「いやいや。ぇっと・・・俺らのこと、会社の人、特に営業の人たちには、引き続き黙っててほしいと、昨日念押しするの忘れてたから」
「・・・は」
「おまえんちに上がるつもりはない」と言うこの男を、中に招き入れるつもりはない。
だから私は、自分が外に出る形を取った。
「話はすぐ終わる」とこの人に言われるまでもなく、こっちからすぐ終わらせるつもりだ。
ていうか、私自身、この人に話すことなんて何もないんだけど。
私は、まだプリプリ怒った顔のまま、島野さんがいる方をクルッとふり向いた。
「で。何。話って」
「ああ・・思ったより元気そうだな」
「は?」
「おまえが今日会社休んだのは、俺のせいかと思ったんだが・・」
「あなたのせいじゃないわよ。話ってこれ?」
「いやいや。ぇっと・・・俺らのこと、会社の人、特に営業の人たちには、引き続き黙っててほしいと、昨日念押しするの忘れてたから」
「・・・は」