私の青春、君の人生





──パンっ




いきなりなにかが弾ける音がした。




顔をあげると、髪が濡れてる隼斗。




イライラを全面に出した顔をしてる。




「あははは!!水も滴るいい男じゃん!」




美月がノーテンキに言う。




「隼斗わりぃ」




後ろから冬馬が走ってきて、手を合わせて頭を下げている。




「許さねぇ。受けて立つ」




そう言って、冬馬を追いかけて隼斗が水風船の輪の中に入っていった。




隼斗があんなに楽しそうに笑ってるの初めて見たかも。




もうみんなビショビショになってる。




「俺らも行くぞ!」




そう言ってあたしと美月の手を引いて、健吾が走り出した。




やだやだと言いながらとても嬉しそうな美月が目に入る。



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