COLORS~Blue~
透子さんのアドレス。
もしかしたら。
つけることになるかもしれない稽古。

この時。
俺はかなり浮かれていた。

ただ…。

浮かれながらも、ちゃんと分かってはいて。


「ぜひ。前向きに検討してみて下さい。僕の勉強にもなるんで」
「…えぇ」


仮に、透子さんに稽古をつけることになって、距離が縮まったとしても。

俺はあくまで、


“妹の友達”


「前向きに…って。ビジネスみたい」
「あら。霧島くんにとってはそうでしょ?」
「あ…。そっか」
「ビジネスだから」
「はいはい。ごめんね~」


それ以上には、なれないんだと…。

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