COLORS~Blue~
たとえ、彼女の気持ちが俺に向くことはないとしても。

妹の友達。
弟のような存在で終わることに、


―やっぱ。納得いかねー


感じて。


「霧島クンも。何でも一通り、こなすタイプよね?」
「あ…、涼佑で」
「…えっ?」
「涼佑で、いいです。俺も透子さんって、下の名前で呼んでるし」


透子さんから近づいてくることは、多分、ない。
だったら。
俺から行くしかなくて。


「涼佑って呼んで下さい」


透子さんの横顔。
そんな俺に、戸惑ってるのがわかったけど。

二人きり。
めったにないチャンス。

思いつく限りのことをしていかなきゃ、距離を縮めることなんて、出来ない。

< 255 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop