COLORS~Blue~
「……じゃあ。涼佑クン」


“クン”は付いたけど。


「はい」


それだけでも。
一歩、進めたような気がした。


「ほんとなら。先生って、呼ぶべきなのに…」


透子さんは、違和感があるのか。
苦笑いを浮かべて。


「まだまだ。先生って柄じゃないんで」


謙遜した俺に。


「ううん。立派な先生よ」


赤信号。
俺に振り向いて。

ふわりと笑った。

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