COLORS~Blue~
辛くても。
正式に受けた稽古。
目をそらさず、見てなきゃいけなくて。

透子さんは、ブランクがあるから、言ってたけど。
そんなことを感じさせない、無駄のない、きれいな手つきで。
お茶を点てていた。

相変わらず。
きれいな所作。


「いいですね。手順も。きれいでした」


透子さんが点てたお茶を口に運んで。

俺は伝える。


「ありがとうございます」


それを飲んで。
少し、気持ちが落ち着いたような気もして。

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