COLORS~Blue~
透子さんらしい。


「優しいですね」


そう。
優しいお茶。

いつもやんわりと微笑みを見せる。
あの感じ…。

俺は、自分の弱い部分を見せたくはなくて。
今のこの気持ちを見破られないよう。
悟られないよう、大人の顔で答える。

今は。
透子さんと対等でいられる時間。


「優しい…」
「そう、僕には感じられます」


この時間だけは。
年の差を、感じてもほしくない。

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