COLORS~Blue~
「行かないで、下さい」
「涼佑クン…」
「ってか。行かせない」
「──────!!」


後ろから。
透子さんを抱きしめた。


“─────────”


ずっと。
ほんとにずっと。

俺が望んでいたこと───。


「行かせない…」
「涼佑、クン…」


―トクトクトクトク…


かなりの速さで、鼓動が刻み出す。

俺よりも、10㎝くらい低い透子さんの。
シャンプーの香りが、鼻をかすめる。


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