COLORS~Blue~
「私と出会ってしまったことで。涼佑クンのこれからを、苦しいものにしたくないの」


でも。


「早く大人になることは。苦しいだけだから…」
「………………」


ひどく、哀しい表情(カオ)も見せて。

それはきっと。
“あの人”のことを言っていたんだろう…。


「だから。涼佑クンは、そのままでいて。それでいいのよ」
「透子さん…」
「惑わせたのは、私ね…」


また。
彼女は、哀しそうに微笑んだ。


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