COLORS~Blue~
イタリア行きの飛行機の中。

俺はまた、蒼い空を見ながら。
透子さんを想う。

初恋にして。
きっとこれが、最後の恋、だろうと…。

きっとこの先。
こんなに苦しく切ない感情を。
俺はもう、抱くことはないだろう。

もう、2度と…。

それでも。
俺は考えてしまう。

もし、せめて。
俺が未成年じゃなかったとしたら。
この想いは、


―報われてたのか?


…と。

家元としての地位を。
確立していたとしたら…。

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