COLORS~Blue~
「あ…ごめんなさい。比べてるわけじゃないの」
「!」


瞬間。
俺の気持ちを、見透かされたのかと思った。

でも。


「ほんとに美味しいお茶だった。霧島クンも、心でお茶を点ててるんだと思ったわ」
「え…?」
「心って、なに?お姉ちゃん?」


そうじゃない。


「以前。お父様にお茶を点てて頂いた時に聞いたの」


それは、俺を気遣っての言葉じゃなかった。

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