COLORS~Blue~
その時。


「…沙奈。入っていい?」


ふすま越し。
声がして。


「お姉ちゃん?」


彼女が、


―ドキッ…


顔を覗かせた。

っつーか。
また、


―ドキッとした…?


透子さんは襖を閉めて。
小さく息を吐くと、


「お帰りなさ……」


言いかけた忽那を。


「っ!」


抱きしめた。

< 94 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop