COLORS~Blue~
「えっ…?」
「ごめん…」


それを見て。
俺はピンとくる。
多分、透子さんは…。


「沙奈が。そんな重く考えてるなんて気づかなかった…」


そう。
今の会話を、聞いてしまったんだろう。


「ほんとに。ごめんね…」
「お姉ちゃん…」


絶妙のタイミングで…。


「そんなに負担に感じないで」


そんな透子さんに。


「や。そんな、お姉ちゃんが思ってる程じゃないよ」


忽那が、軽い感じで答える。
ほんとは。
今回のことだけじゃない。
今までも、色んな場面で。
同じ思いをしてきたはずなのに…。

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