私が出逢ったキセキのかけら
ガララッ


「朝のHR始めるぞー」


と、こっちも担任が来た。

タイミング良すぎだろ。

とか、思ったが先生が来たので、莉桜とのメールは終了した。


あぁ~、莉桜とショッピングか~。楽しみだなぁ~。


「ー……べ……渡邉!」

「は、はいっ!」

「しっかり話を聞きなさい」

「はいっ、すみません……」


────────‥‥‥‥
─────‥‥‥


「それじゃあ、HRは終了だ。1時間目の準備をするように。」


そう言いながら、先生は教室を出ていった。


「瑠奈~、HRの間センセーの話、聞いてなかったの~?」


と、ニヤニヤしながらあたしに話しかけてくるのは、この高校に入学して、一番はじめにできた友達。

青山 凛音〈アオヤマリンネ〉だ。


「うん。ちょっと、土曜日が楽しみで~」

「えー、ナニナニ?彼氏との約束~?」

「うん。そうなの~、って言いたいところだけど、あたし、彼氏いないからっ!」
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