私が出逢ったキセキのかけら
「クロ?」

「にゃんだ?」

「本体は?」

「本体に、めんどくさいから行けって、言われたにゃ」


そう言ったクロに、あたしと優弥は哀れみの目を向ける。


「「……お使い、ご苦労様です」」

「それ、どーいう意味で言ってるにゃ?」


クロから、とても冷めた目での返事が来たが、それを軽く流した。


「まぁまぁ、いいからいいから!で?話の続きは?」

「……う、うむ……。今はもう、49日間の2日間はすぎてるだろ?」

「……えっ?そーなのっ」

「……当たり前だにゃ」

「「えーーー!!!!!」」

「お前ら2人とも、頭大丈夫かにゃ?」


いやいやいや!!

お前にだけは、言われたくないから!!


「普通、死んだ日から数えて49日だにゃ!」

「「へぇ~」」

「だから瑠奈!!」

あたしは、クロに、ビシッと指……手?肉球??で指されて


「お前には後、47日しか、時間が残されていないんだにゃ!」


そういわれたのだった──。
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