夏の思い出
「玲菜〜!こっちこっち!」
「なっちゃんおつかれ〜」
菜月に手招きされ車に乗り込む。
運転席に座ってる男の人に目をやると
「初めまして!俺、友樹!」
「初めまして玲菜です!」
しばらく友樹と会話をしていると23歳で建築系の仕事をしている事が分かった。
助手席に乗ってる人にも軽くこんばんはと挨拶をすると、
「うすっ」
と軽く返され冷たい人だな〜と思った。
車が出発しみんなでカラオケに行く事になった。
カラオケで助手席に乗ってた人に話しかけられて会話をしているとその人の名前を知った。
「俺、阿部直斗よろしくね玲菜」
「あ、よろしくお願いします!なんで読んだらいいですか?」
「なんでも好きに呼んでいーよ。つーか敬語やめろよ!」
「あ、オッケー。じゃあ阿部ちゃんね!笑」
「おう、それでいい好きに呼べ」
なんかすごい上から来る人だなー背もでかいしなんて思っていた。
散々歌ったあと友樹と連絡先を交換して家まで送ってもらい解散した。
「そういえば阿部ちゃんの連絡先聞いてないな〜まあいっか友樹くんにお礼言わなきゃ!」
私は友樹にお礼のラインを送った。
するとすぐに返事が来てそこから他愛もない会話が続いた。