記憶は私に愛をくれない。



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文化祭が終わった次の日、午前は学校の片付けがあった。




「なぁ美初、俺んちに来てくれないか?俺、記憶が戻ったこと親に話すの1人じゃこえーんだ。」



「何甘えてんの?しょーがないから行ってあげるし。」




こういう時に絶対来てくれるのが美初なんだ。




午後6時。この時間なら基本家族は揃ってる。



6時に家に美初を呼んだ。

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