水色ガールフレンド
こうしてしばらく音楽室で話していると
キーンコーン
カーンコーン
チャイムが鳴った。
話しに夢中で気がつかなかったけど、窓の外を見ると薄暗かった空も雨が止んで少し明るくなっていて、生徒が登校してきているためドア越しにも騒々しい話し声が聞こえてくる。
壁に掛けてある白いシンプルな壁掛け時計を見ると黒い針は7時35分を示していた。
「あっ!やべ―、予鈴じゃん」
鞄を持って音楽室から出ようと思った時、振り向くと雨音と目があった。