気になる彼は学校一の人気者
走って、思わず座り込んでしまった。
「……」
息が整ったら、そのまま何も無かったように教室に戻った。
その日は部活が終わったらすぐに家に帰った。
叶多は今日も教室に立ち寄った。でも、絵は描いてなかった。
「今日は...描いてない..か。」
叶多はそのまま家に帰った。
次の日、叶多は部活の休憩になり、水道の所に向かった。すると、そこには郁美がパレットを洗っていた。
「あの。聞きたいことがあるんだけど...」
「はい...」
「…あのさ、教室の...」
言いかけた叶多の言葉を遮るように...
顧問「サッカー部〜。ちょっと集合しろ。」
「……」
「ごめん。何でもない。」
そう言って、叶多はグランドに戻った。
「……何だったんだろう。」
不思議なまま私は美術室に戻った。