気になる彼は学校一の人気者



…………

(き……気まづい…)

あの後、レジから帰ってきた佐野くんと叶多くんと私で何故か3人で歩いてる……
「あの、今日、部活だったんだね。」と強引に気まづい雰囲気を変えようと話した。
「うん。今終わってアイツらが寄り道するってずっと言ってて、ちょうど海島さんが居たから逃げれると思って...」
「あ〜。なるほど...それはお役に立ててよかったです……」


そこじゃない…
そんな話はどうでもいいんだ。今の状況は、いったい何ですか?佐野くんと叶多くんって……どう見てもおかしい……おかしいよ。佐野くんも同じ部活でそんなに考えたことなかったけど、叶多くんと同じぐらい顔が整ってるから私がこのふたりと歩いてると違和感しかない。


頭の中の私が混乱していた時……
「先輩っ!?駅通り過ぎますよ。」
「えっ?...あっ!!!!今日は買出しに付き合ってくれてありがとう佐野くん。じゃあ2人ともまたあし……」と言いかけた時電車の扉が閉まってしまった。

なんつータイミング...
そんな事を1人で呟きながら家に帰った。

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