夜の甘やかな野望


「そうですよ。
 先生みたいなのは、女の敵なんですよ」

「肝に銘じました」

「これからはちゃんと大事にするんですよ」

「はい」


神妙にうなずいている。


かえって嘘臭いのはなぜだろう。


それになんで私がこんな説教をするんだ。


まあ、いいや、もう関係ないんだから帰ろう。


胸が痛むし。


「数値的に問題がないなら、事務室に戻ります」


倫子は椅子から立ち上がった。


「ねえ、倫子さん。
 今日は何時にあがる?」
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