夜の甘やかな野望


「この腕の治まり加減が、いいよねえ」


しみじみというと、倫子は少し笑った。


「それを聞くと、体が目当てなんですかって言いたくなるんですが」

「うーん・・・」

「そこで沈黙にならないでください。
 どうして内藤先生ごときの人が、即刻で巧く否定できないんですか」

「おもわず熟考しました。
 倫子さんの体で莉奈さんの性格だった時、自分が手を出す可能性について」

「論文かい」

「んー」


倫子の髪の毛に顔をうずめて、回した手でヒップをなでる。


「内藤先生、スケベですよね」


ぶっと噴出した。


「それって昭和の死語じゃない?」

「そんなこと無いですよ!」


思わず顔が赤くなる。
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