夜の甘やかな野望


「そうでもないよ。
 男の子としては普通。
 あ、デザートは何を頼む?」


急に照れくさくなったのか、話題を変えている。


「簡単なコースとはいえ、デザートも付いてましたよ?」

「え?あ、そう?
 じゃあ、追加したら?
 別腹でしょ?」

「太るのでやめときます。
 なんせ内藤先生は、この体型が好きみたいですし?
 崩れたら、即、サヨナラっぽいですから」


嫌味満載で笑顔で答えると、宗忠は苦笑している。


「いやいや、その前に僕の方がデブでハゲになって、倫子さんに愛想をつかされているかもよ?」

「そういう家系なんですか?
 うーん、まあ内藤先生の性格がそのままなら、一緒にいてあげますよ。
 面白いから」

「うん、よろしくね」


なんだか聞きようによっては逆プロポーズのようになってしまったのに、倫子は赤面して、あわてて話題を変えた。
< 135 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop