夜の甘やかな野望
「内藤先生って、顔に似合わず悪ガキですよね。
色々と」
「うん」
あっさりと認めて、優雅に紅茶を飲んでいる。
自覚がなければ、こんなにお友達を作っていないか。
倫子は口から軽くため息がもれた。
なんか、私、大丈夫?
この人、天使の顔したワルガキ大王だし。
目が合うと、にっこりと笑い返してくれる。
頬が無意識で緩む。
まあ、いっか。
やっぱり好きだなと思うから。
こんなに外見は王子様なのに、ちょっと昆虫オタク。
観察している倫子の視線を気にも留めない様子で、宗忠は紅茶カップをソーサーに戻した。
合った瞳がきらめいている。