夜の甘やかな野望


「そろそろ、行こうか?」


倫子は頷いてトイレへと席を立った。


店を出ると、自然に手をつながれる。


それにハンドクリームをちゃんと塗ろう、とか、ネイルをしておこうとか思う。


宗忠は助手席に倫子を乗せると、運転席に回って座る。


こちらをいたずらっぽく見た。


「ちょっと、味見」

「ん?」


その言葉が宗忠のくちびるに吸い取られる。


最初は本当に味見って感じだった。


なのに、どんどんエスカレートしていく。

< 138 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop