夜の甘やかな野望
「そろそろ、行こうか?」
倫子は頷いてトイレへと席を立った。
店を出ると、自然に手をつながれる。
それにハンドクリームをちゃんと塗ろう、とか、ネイルをしておこうとか思う。
宗忠は助手席に倫子を乗せると、運転席に回って座る。
こちらをいたずらっぽく見た。
「ちょっと、味見」
「ん?」
その言葉が宗忠のくちびるに吸い取られる。
最初は本当に味見って感じだった。
なのに、どんどんエスカレートしていく。