夜の甘やかな野望


その後は、ことごとく無視だ。


電話は出ない。


LINEは開きもしない。


腹が立っているわけではなく、もうお終いだから、出る必要はないっていう割り切りだ。


お友達関係が豊富だったのだから、それで気づくだろう。


無視し続けて迎えた週末は、さすがに警戒をしたが、何もなかった。


着信もLINEも無くなった。


夢はいつか覚めるもの。


ほっとした反面、がっつりした虚しさもあった。


自分からの行動なのに、泥のような気分だ。


今夜も薄い眠りから目が覚める。
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