夜の甘やかな野望



「べつに可愛くなんて・・」


また全部言えないでいると、宗忠からキスが降ってくる。


そうなると、いつものように本能の世界だ。


そんな生活が定着した頃、自分は3連休だが、宗忠は休日当番医の週末に、自分から訪ねてみようと思い立った。


来てもらうばっかりでは、フェアじゃない。


引越しの時に付いて行ったので、病院の場所も寮の場所も知っている。


それが間違いだった。


いや、正解だったのか。


いつかは起きるだろうと、漠然と恐れていた光景を目の当たりにして、倫子は東京へ取って返した。
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