夜の甘やかな野望


「どうしたの?
 あれ?」


リビングに向かいながら、こそっと聞くと、碧がまた眉を下げた。


「私の職場の人員構成が気に入らないみたいで」

「じんいんこうせい」


思わずひらがな読みになる。


「って?」

「ええと。
 新しい職場は造園が主で、そのショップなので・・・」

「はい?」


本当にこの人は言葉が続かないよね。


兄と会話が成り立っているんだろうか。


コミュニケーションは大事だよー。


「その・・男性が多いので」


出てきた答えに、思わず沈黙をしてしまった。
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