保険彼女と日向くんの甘々同居生活


「これ飲むか?」


今買ったであろうココアを私に差し出してくる。

その瞬間にはっきりと顔が見えた。

......甘い。



一言で言えばそんな顔。


背は詳しくはわからないけど高い。
鼻筋がスッと通っていて、薄く血行のいい唇。
そしてぱっちり二重。



....女装したら絶対かわいい。




「ありがとうございます....」



差し出されたココアを手に取る。

あったかい。



くそぉ....。なんか泣けてくる。

いや、もうすでに泣いてるんだけどさ。







「....パンダ....」

ココアを飲む私を見ながら男の人が呟いた。

「パンダ?」

「今のお前の顔パンダみたい」





.....私の顔......

パンダ!?




まさか.....。

急いで鞄から鏡を取り出し、恐る恐る自分の顔を見てみる。




「......オー ー....」



見事なパンダが完成してる。




元々濃い化粧が好きだから、マスカラとかバッチリしてたのに今は涙でとれてしまって私の目の周りは真っ黒だ。




ひどい顔。



この人よく私に声かけようと思ったよね。

こんなホラーな人がいたら私ならスルーしてくよ。
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