保険彼女と日向くんの甘々同居生活
「そうだな。確かに関係ない」
そうだよ。関係ない。
目の前にいる彼に私のことなんて、
先輩のことなんて、加恋さんのことなんて、
…もう二人は私とは関係ない。
関係、ないんだよ。
「でもパンダみたいな目して泣いてるやつを見つけたこっちの身にもなれよ。
泣いてるパンダをほっとけるほど俺は無情な人間じゃねーの」
「…パンダじゃない」
「はいはい、わかったわかった。
で、家どこ?送ってくから」
私に手を差し出す彼は、その甘い顔があるからか王子様のように見えて、無意識に彼の手を取っていた。
差し出された手は私よりもずっと暖かかった。
ぐいっと引っ張られ立ち上がって、目の前の彼を見上げる。
思っていたよりもずっと背が高い。
「…家は今日なくなりました」