漆黒に佇む一輪の華
私は走って教室に行き鞄を乱暴にとると一目散に教室から出て走った


____今はもう何も考えたくない




「おい」




不意に後ろから誰かに呼ばれて後ろを見ると

だれ....?
知らない男の人が立っていた




「これお前の学生証じゃねぇか」




そう言って渡されたものを見ると確かに私の学生証だ

あ、走ってたら落ちちゃったのね




悠「あ、ありがとうございますそれじゃ」




学生証を手に取りお礼を言ってその場を立ち去ろうとしたら




「麻生 悠里」




私の名前を言われゆっくりと振り返る

なんでこの人が知ってるの?





悠「なんで知ってるんですか?」




「学生証の名前見たから」





まるで知ってたかのような口ぶりだったから焦った...





「ってのは嘘で」




はぁ...?
この人笑ってる…




悠「もういいです学生証の件は感謝してますので、さようなら」




今はこんな下らないことしてる気分じゃないのに




「ちょっと待て」




また呼び止められた




悠「あの.....なんですか?」
< 23 / 148 >

この作品をシェア

pagetop