漆黒に佇む一輪の華
穂「じゃ行こっか悠里ちゃん」



悠「どこに行くの」



穂「裏庭とかでいいよね?」



廊下を歩きながら穂夏がそう言ったから私はスタスタと裏庭を目指し歩く。



穂「早いよ悠里ちゃん」



その作り笑顔と甲高い声にイライラする



めんどくさい




悠「2人きりなんだし本性だしなよ」



私がそう言うと急に穂夏の顔から笑顔が消えた。




悠「で?何の用?」



穂「だいたい分かってるんでしょ?私が言いたいこと」



今までとは一変して真顔で言う穂夏にほんの少し恐怖を覚えさえする。




悠「私に朱羅を抜けろ、、って言いたいんでしょ?」




穂「物分かりがいい子は嫌いじゃないよ?」



クスクスと笑う穂夏に嫌気がさす



悠「そう、私は嫌い」



穂「別にそんなことどうだっていい私はただあなたに朱羅を抜けてもらいたいの」



やっぱりそれが目的やのね



ただ1つ気になること



悠「どうして朱羅にこだわるの?」



穂「うーん、柴崎くんのことが好きだから?」



首を横に振りながらそう答えた穂夏



穂「あと1つ言っておくけど」



悠「なに」



穂「私の家、桜ノ宮組だから」



桜ノ宮組



ってあの卑怯な手ばっかり使ってる組か、、
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